相変わらずの外出規制が続いている。とはいえ、適度な散歩や食料品・日用品の買い出しは可能なので、たまに外に出かけては街の様子を見ている。
週末には近所のドラッグストアへ行ってきた。
店内にいる人数があまり多くならないように規制されていて、おそらく開店時は行列ができてしまうのか、このような人が並ぶ用のスペースができていた。私が行った昼過ぎにはすぐに入れるくらいだったけど、この様子を見ると朝は結構大変なんだろう。マスクやトイレットペーパーは依然として品薄というか一個もない状態だった。朝ここに並べば手に入るんだろうか。でもできればそれはしたくない。
この看板は近所のスーパーに出ていたもの。入店人数だけでなく、マスク着用と人との距離をとるようにとの指示がある。
今日初めて知ったのだが、20日からは外出時のマスク着用が5歳以上の全員に義務づけられたらしい。布製マスクでOKだし、スカーフやバンダナでの代用も可とのこと。週末に散歩をしたときにも、今日スーパーに行ったときも、あちこちで布製マスクが売られているのを見かけた。
人間の生活はこんな状態とはいえ、草木は順調に春を迎えている。ハワイは確かに年中暖かいけれど、それでも冬は木から花が消える。久しぶりに外を歩いてみたら木々が色鮮やかになっていて、「春だなあ」というか、体感的には「夏だなあ」という気分になった。
帰り道にしょっちゅう撫でさせてもらってたにゃんこにも久しぶりに会えた。本当は外で動物を触るのも控えるべきなんだろうけど、我慢できずごろごろにゃんにゃん。
自分があまりに運動不足なことに気づいて、3日前から毎日10分だけでも外を散歩するようにしている。マスクをしているせいもあって、すでにハワイは晴れていると散歩には暑いくらいの気候だけど、それでも外を歩くのは気持ちいい。せっかくなので散歩ついでに「良いな」と思ったものの写真を撮るようにしている。
ラジオで聞いた話では、ハワイの新規感染者数は次第に減ってきているようだ。私はただ家に引きこもっているだけだけど、それでも「Stay at homeしてた甲斐があった」という気持ちになる。街が大混乱に陥ることなく、このまま終息してくれることを願うばかり。
しかしハワイは観光業の島。日本からの観光客をあてにしている部分もかなり大きい。ハワイでコロナがおさまったとしても、しばらくは州外、ましてや日本からの人を入れるわけにはいかないだろう。今この自粛期間に限ったことでなく、倒産する企業が多発することで失業者も増え、経済の回復がかなり難しくなる可能性も高い。ワイキキやアラモアナといった観光業の中心地が、これからどうなってしまうのか心配だ。
一か月ほど前には「夏休みに日本帰りたいなあ、帰れるかなあ」なんてのんきなことを言ってたが、もうそんなの大昔のことみたいに思える。日本の状況を見ていると、今年の夏休みどころか、冬休みも来年の夏も怪しいくらいだ。さすがに来年の夏には、という気持ちもわいてくるけど、今は家にじっとして日本もアメリカも早く日常を取り戻せるように祈ることしかできない。期待も絶望もせず、淡々と生きていくしかない。
夏休みまであと約一か月。学期末の課題が迫ってきておろおろしている。締切の圧迫感は本当にいつまでたっても慣れないし身体に悪い。
でもオンライン授業になったことで、勉強に費やせる時間は増えている。それはひとつ良かったこと。どっちにしろ外で遊んでる時間なんて今はないのだから、適度に運動はしつつも、おとなしく家にこもってペーパーを書こう。
