先日、中国語の授業でこんな会話をした。
友人「你的生日是几月几号?」
私「我的生日是七月三十号。你的生日是几月几号?」
友人「うーん、それはいろいろ複雑なんだよね〜」
私「!?」
中国語の授業といっても先生は中国人留学生の友人で、そりゃあのんびりと基本的な会話練習をやっている。(だけど半年やってたらなんとなく上達してきたからすごい)
で、上記の会話だが、見ての通り(?)誕生日の聞き方・答え方の練習だ。私から友人に「誕生日はいつ?」と聞いたところ、答えはまさかの「わからない」!
とはいっても別にそう複雑な事情があったわけではなく、彼女の地元では旧暦で誕生日を祝っているため、新暦では毎年変わるから自分でも確認しないとよくわからない、ということだった。中国や韓国、というか日本を除いた東アジアの多くの場所で旧正月を盛大に祝うことは知っていたが、まさか誕生日まで旧暦で計算しているとは。そうはいっても地域差はあるらしく、「あくまでも私の出身地ではね」ということだそうだが、それでもやはり驚きである。
日本にいると旧暦はすっかり過去のものという感じがしてしまう。そういえば古文を読むときには暦をひと月ずらして考えたなー、なんて思い出すくらいだ。でも、新暦よりもずっと長いこと使われてきた旧暦、探せばきっとその名残は私たちの生活の随所にあるのだろう。
いやはや、それにしても中国語&中国文化、知れば知るほど面白い。これだから外国語の学習はやめられませんねえ。