この春から日当りのいいアパートでひとり暮らしを始めた。朝日で目覚めるのは気持ちいい。まだ肌寒い季節でも陽の当たるベッドの上だけはぽかぽかとしていて、そこで猫のように丸くなって過ごす時間もとても良い。
でもこの日当り、夏はどうなんだろう、とふと思った。たぶん暑い。すごく暑い。だから夏の日差し対策ということでグリーンカーテン用に朝顔を育て始めた。植物はゆっくりとだけど着実に成長する姿がかわいらしく、犬の代わりに愛でるものができて満足している。
子どもの育児日記をつける親の気分で、朝顔の観察日記をブログに書くことにする。
5月2日(1日目) 種まき
西洋あさがおの種をまく。昼過ぎまで花が見られるし、つるの伸びがよくてグリーンカーテンに適しているということで西洋あさがおを選択。種まき前にすべき下処理(水につける、傷をつける)はされていない種だったのだけど、すでに施されているものかと思ってそのまま植えてしまった。15×30×15くらいのプランター2つに、種を3こずつ4か所に分けて蒔く。
5月6日(5日目) 最初の芽が出る
毎朝たっぷり水をあげていたら、5日目の夕方に最初の芽が出た。朝には何もなかった土からちょこんと緑のものが見えたときにはなんだか感動。下処理をしなくても、12個中10個の種がこの後2~3日でちゃんと発芽した。
5月8日(7日目) 双葉がある程度出そろう
育ちの良い方のプランターがこんな感じ。出てきたばかりの双葉は黄色くてふにゃふにゃで不安な姿だけど(一番左上のやつみたいな)、丸一日くらい経つとしゃきっとした。
5月10日(9日目) 鉢底石を強引にいれる
朝たっぷり水をやるとプランターの下から染みだしてはいたが、翌朝になってもまだまだ土がしっとりしていた。水はけが悪いのかと不安になり、無理やり土と育ちかけの苗を出して鉢底石を入れる。丁寧に植え直したらどうにか無事だった。しかし土の湿り具合はとくに翌朝からも変わらず。
5月11日(10日目) 間引き第一弾
双葉が重なり合ってきたので間引き。ふつうにずいーっと引っ張って抜く。
5月15日(14日目) 本葉が育ってくる
5cmくらいになった双葉のあいだから本葉が生えてくる。最初はトゲみたいに小さかったけど、だんだん葉っぱらしくなってきた。
5月18日(17日目) 間引き完了
本葉もけっこうしっかり生えてきて、泣く泣く間引き。でも間引いた苗も元気だし、なんとなくかわいそうでポットに移植。母にでも引き取ってもらう予定。
5月23日(22日目) 添え木をする
成長の早いやつは高さ10㎝、本葉はまだ小さいものも含めて4~5枚になった。強風でなぎ倒されてたので(海の近くは風が強い)、割りばしを添え木に。根がはってきて水を吸い上げる力が増したからか、暑い日にはきちんと土の表面が乾くようになった。
今のところ気がかりなのは葉に虫食いが見えること。葉の裏までよく見ても虫は見当たらない。なのに気が付くと葉っぱにぽつぽつ穴があいている。なぜだろう。もうしばらくしても改善されなければ薬品を使ってみよう。
ちなみに土は買ってきた新品の培養土。「花と野菜の培養土」だったかな?追肥はいらないタイプって書いてあったけど、本当に追肥不要なんだろうか。肥料をやるかどうかも今の悩みどころ。
日当りは半日陰。朝顔を植える前は気が付かなかったけど、午後になるとひさしの影になって日は当たらない。でも午前中いっぱい当たれば十分だろうと予想している。
茎と双葉の色でおおよその花の色がわかるというのをどこかで読んで、それを踏まえた間引きをした。茎も双葉も緑のもの(花は白?)を1本、茎は赤いが双葉は緑のもの(花はピンク?)を1本、茎も双葉も赤いもの(花は青?)を2本残した。
どんな花が咲くか楽しみ。でも、とにかく咲いてくれれば何色でもいいや。