煉獄日記

目指せ天国。

私日記(9月20日)

盛大な二度寝をした。前の晩は普段の土曜日よりも少し早く寝たはずなのに、9時に一度起きて、ふっと気を抜いたらもう午前も終わりかけだった。

二度寝をしながらふわふわした夢をたくさん見た気がするけれど、目が覚めたらほとんど覚えていなかった。でも、たぶん幸せな夢だった。恋をしている夢を、見たような気がする。気のせいかな。

1ヶ月ちかくさぼっていたジョギングを、目覚めてすぐにとりかかる。ほぼ寝てたときの格好のまま。ベッドを出てから15分には家を出ているという具合。たっぷり寝たからか、やけにやる気満々だった。近所のパン屋で朝ごはんを軽く食べ、そこからとことこ走りだす。ほんと、「とことこ」と形容するのがちょうどいいくらいゆっくりしか走れない。15分で2キロ。 それでも驚くほど汗をかくし、今回は久しぶりだったこともあって、走り終わったら顔が真っ赤になっていた。具合の悪い人みたいだった。

走りに行った川辺の道には赤くて立派な花がぽつぽつと咲いていた。こういうときに花の名前をあまり知らないことが悲しくなる。ネットで調べたらわかるけど、というかわかってしまったけど、ヒガンバナだったけど、こうやって調べちゃうから来年にはまた忘れてるんだろうな。ま、別にいっか。忘れたらまた調べるもん。

夕方は大相撲を観ながら家計簿。家計簿も最近さぼっていたことのひとつ。レシートでぱんぱんになっていたお財布がやっと元に戻った。

大相撲はながら見をしていたせいかよく覚えていない。でも大砂嵐が嘉風に勝ったこと、照ノ富士が力任せに妙義龍に勝ったことはちゃんと覚えている。あんな姿勢になっても負けない照ノ富士は白鵬みたいだった。

ご飯をつくるのが面倒だったから、犬の散歩をした後は外に出てカルボナーラを食べた。ドリンクバーをセットにしたけど、オレンジジュースを飲みながら「水でよかったな」と後悔した。けち臭い。まだ家に帰る気分じゃなかったから、スタバでホワイトモカを飲みながら『菊と刀』を読む。最近は第二次世界大戦関連の読書が多い。

夜は読まなきゃいけない本を2時間くらい読んで、相変わらず英語を読むのが遅い自分にがっかりする。ヨルタモリは中居くんがゲストだから観たら眠れなくなると思って録画。眠くなるまで読書して、1時ころ就寝。

だらだらしてはいたけれど、ジョギングして家計簿つけたら少し自分の生活が自分の手の中に戻ってきた。及第点の日曜日。

タコスよりブリトーですよね?

「コパ」というのはスペイン語でグラス、コップといった意味らしい。日本語にするならば、「一杯の酒」ってところだろうか。

 

カリフォルニア州に留学して以来、日本人にとってのメキシコ料理が主にタコスを指すことにずっと疑問を感じている。だって、タコスより、ブリトーじゃない?

アメリカで食べたブリトーの味が忘れられず、もう何年も「メキシコ料理」と見れば試してみる、ということを繰り返していた。しかしいつも、「私の知ってるブリトー」ではない何かが出てきた。中身に生野菜がたっぷり入ったもの(生春巻きみたいな)、グラタン状になったもの、やけに中身がぱっさぱさなもの、どれもこれもおいしくなかったし、そもそもアメリカで食べたものとは完全に別の料理なものが多かった。

そんな10年越しの恋のように思い続けたブリトーを、つい最近ようやく見つけたのだ。灯台下暗し。週に二度も通っている街の、駅から少し離れたところにある居酒屋めいたメキシコ料理屋。そこにはまさに、ずっと恋い焦がれたブリトーがあった。

たっぷり入った肉と豆とご飯。味付けはあのメキシコ料理独特の、スパイシーなバーベキューのような味。あたたかいトルティーヤにぐっと力を込めてナイフを刺しこめば、ソースのような肉汁のような旨味が流れ出てくる。濃厚な味ではあるが、時々付け合せのワカモレとサワークリームをつければそのバランスがまたちょうどいい。

 

しかしいかんせんメキシコ料理は基本的に量が多い。一人では(少なくとも私は)食べきれない。今までに二度友達と行ったけれど、また行きたいのになかなか誰もつかまらない。しびれをきらして、とうとう今週一人で行ってきてしまった。

量も食べられないし、お酒も飲めない。1人だったこともあり限りなくバーに近い雰囲気のカウンター席にうっかり座ってしまったけど、さすがにお酒の瓶がずらーっと並ぶ棚の前に腰掛けて「パインジュースひとつ」というのはちょっと気まずかった。その上、「ビーフブリトー、少し小さめでお願いします…」という気弱な注文。なのにちゃっかりお店の人とお話なんてしてたら、「これサービスね」と言ってリンゴまで出されてしまう。満腹を通り越して、多少胃もたれしそうだった(笑)

でも美味しかったー。大満足、超満足。お店のおばちゃんもとってもいい人。お酒が飲めなくても、入っちゃえば意外とどうにかなるもんですね。だって、メキシコ料理、おいしいし。またふらっと夕飯を食べに行こう。もちろん、パインジュースと小さめブリトーの組み合わせで!

 

そういえばそのお店の人におすすめしてもらったメキシコ料理屋があったんだ。麻布十番のフリフォーレス。「タコベルがサブウェイになったようなお店!」と教えてもらった。調べてみたら、本当にタコベルがサブウェイになった店だった。大手町、赤坂、六本木にもあるのね。今度行ってみよーっと。

 

まさかりかついで大砂嵐金崇郎

秋場所が熱い。

白鵬休場と聞いた時には、優勝争いを見る面白さがある意味倍増、ある意味半減、という気分だった。三横綱のうち二人が休場なんて寂しい。それでも、観ていたらなんだかんだやっぱり面白いから相撲はすごい。

現在四日目が終わって全勝が照ノ富士、稀勢の里栃煌山の三名。それに続くのが上位では鶴竜琴奨菊、妙義龍。ちなみに1敗の力士は他にもたくさんいるが、みんな大好き遠藤もその一人。

さて、誰が優勝するのかなー。照ノ富士のような気もするが、稀勢の里がいいかげん一回くらい優勝するところも見たい。鶴竜横綱の意地を見せてくれるかもしれないし、妙義龍あたりが予想外の結果を出してくれるかも。いやあ、楽しみ楽しみ。

 

でも、今場所の私の注目力士は別のところに。角界初のエジプト出身力士、大砂嵐金崇郎(まだ23歳!)。

四日目終了時点でいまだ0勝。しかし、相撲内容がいい。乱暴で粗雑ではあるけれど、「勝ちたい」という意志に一点の曇りも見えない。東前頭二枚目ということで初日から大関横綱ばかりが相手なのに、勝利への意気込みにあれほど乱れがないのはすごい。

初日豪栄道との一番は「レスリングですか?」と笑いそうになった。二日目は琴奨菊。組んではいたけどやけにバタバタ動き回る。三日目は照ノ富士と長い相撲をとり、何度も土俵際でこらえていた。そして四日目は横綱鶴竜との一番でかなり有利な姿勢になりつつも結局負け。

こうやって四日間の相撲をふりかえってみると、どれも「おお!」と期待させるところまではいくけれど、最後の決め手に欠けている。パワーばっかりで攻めているせいで、技の豊富な大関横綱には通用せずという感じなんだろうか。『大相撲ジャーナル』(10月号)の「スー女座談会」で、能町さんは大砂嵐について「相撲ぶりは違うスポーツを見ているような気がして(笑)」とコメントしているが、全くその通りなのだろう。とはいえ、確かに技の面ではまだまだ何とも言えない大砂嵐だけど、逆にいえば、今はパワーだけで大関横綱との取組をはらはらさせるところまでいっているのだから、今後はぜひ技を磨いて爆発的に強くなってほしい。

相撲がパワーだけじゃ勝てないスポーツだということに魅力を感じてわざわざ日本までやってきた大砂嵐。twitterから醸し出すインテリで愚直な努力家という雰囲気。まだ23歳というのが信じられないけれど、その若さからも期待は膨らむ。

秋場所が終わったら、また千代丸とわいわいしてる写真もアップしてくれるだろう。それもまあ楽しみではある。

 

あ、もちろん臥牙丸のことも応援してますよ。っていうか、応援してるって意味では臥牙丸が一番応援してる。でも、負けてしょぼくれてる姿も嫌いじゃないから、とにかく幕内にいてくれればいいわ、臥牙丸は。

他に気になるのは、大栄翔と阿夢露のふたりかな。阿夢露は名古屋場所でその相撲ぶりに惚れ惚れしたので、ぜひ今場所も頑張ってほしい。新入幕大栄翔の相撲も見ていて気持ちがいい。すっと手の伸びる突っ張りがなんだか瑞々しい。大砂嵐にしても、この二人にしても、真面目そうで勝ち気な力士が好きだ。

大相撲が始まると毎日充実していて非常に幸せですわ。

二重はどこへ消えた

白鵬が初日から2連敗とは。「足でも痛めているのか?」と心配していたら、案の定明日からは休場の可能性とのことで。白鵬以外の優勝を見てみたいとは思っていたけれど、他の力士が強くなる姿を見たかったのであって、弱った白鵬を見るのはつらい。

負けた後の白鵬は意気消沈といった様子で、なんだかその顔を見ていると悲しくなってしまったよ。いつもは負けても相手を睨みつけたりしてるのに。(それはだめだろうけど)

 

で、そんな白鵬がアップになると、「あらあ、きれいな二重」と思う。ちなみに、隠岐の海を見ても同じことを思う。

一昨日の朝、鏡をのぞいたら左目が一重になっていた。いつもは奥二重なんだけど、たまに目がはれるとそうなってしまう。目が腫れるようなことしてないんだけどなあ。ほんのちょっと飲んだお酒のせいかなあ。ちなみに右目はいつも通りきれいに二重。

それでも普段なら夜にはしっかり奥二重に戻っているのに、今回はなかなか戻らない。しわしわと中途半端な二重の痕跡があるばかりで、精一杯目を見開いてもその皺がちょっと深まるだけ。

ちょこっとまぶたを引っ張ってやれば一瞬きれいな二重になるとはいえ、それでもまばたき一回でまたしわしわ一重に戻る。

このままはやだなあ、と思う気持ちが半分と、これを機にきれいな二重にならないかなあ、と期待する気持ちが半分。とはいえ、明日になっても戻らなかったら前者の不安が期待を大幅に上回りそうだ。

 

アイプチとやらでも使ってみればいいのだろうか。普段全く化粧をしないくせに、こんなことのせいで「アイプチ」なんて言葉を使う機会がくるとは思ってもみなかった。とりあえずもうしばらくは様子見だ。

ところで、嘉風は一重なんだろうか、奥二重なんだろうか。

私日記(9月11日)

らしからぬことをたくさんしたのに、予想外に楽しくて奇妙な1日だった。

数年ぶりにお酒を飲んだ。飲んだって言っても、食前酒として出された泡盛のシークワーサー割りをおちょこ一杯だけ。一緒にいたNちゃんが帰り際に、「あのとき顔赤くなってたよ」と教えてくれた。ほんの少し恥ずかしい。

今日が会うの2回目だし5年くらい連絡すらとっていなかったNちゃんとご飯に行った。少し前、奇跡的な再会を果たした記念。話が途切れたらどうしようって緊張もしていたけれど、結果的にはとても楽しかった。お店がにぎやかだったので大きな声で話していたせいか喉が痛い。恋バナみたいなこともした。ミミガーポン酢が美味しくて、新宿感あふれるお店だった。店員さんが「おれ殺されちゃうよー!」って叫んだのには驚いたけど笑った。お酒出すのが遅いからって、殺されはしないよ。

これまで使っていたリネンウォーターがなくなったから、今度は「ユヌフルール ジャスミン100」っていうフレグランスオイルをハンズで買った。お香とかアロマが売ってるコーナーはいろんな香りが混ざりすぎて大変なことになってた。サンプルがあっても他の香りと混ざっちゃってなんだか。でも家に帰ってきて使ってみたら悪くなかった、ジャスミン。よしよし。

深夜に電話で友達に甘えた。相談の聞き役が気が付いたら逆転していた。口に出さないようにしていたぐらぐらな気持ちを、思いっきり口に出してしまった。実は泣きそうだった。人から「大丈夫だよ」って言ってもらうのって、心強いんだね。

シブ5時を録画し忘れた。あとでネットの海を捜索しよう。あと、ランチに行こうと思ってたタイ料理屋にたどり着けなかった。体力的な理由で。そちらはまた今度ね。電車を待ちながら、今日が9月11日であることに気づいた。でも、それだけだった。

今日から新しいベッド。明日の朝が楽しみ。たまにはこういう、ただの日記も書くことにする。